今回は今更ながらあの「もしドラ」をよんでみました!!
きっかけは本屋さんで文庫本になっていて目についたこと。
出版されて話題になっていた頃はまだ経営という学問には興味がなく、この作品も読んでみようという気持ちはありませんでした。
しかしこの数年はIT×経営の資格であるITストラテジストの勉強を始めたことで、経営についての興味が沸くようになりました。
そんなきっかけで読んでみることになりました。
あらすじ
物語は主人公である高校2年生のみなみが、ある理由から野球部のマネージャーになり、甲子園を目指すと決意することから始まります。
マネージャーとして何をするべきかを知るためにまず、みなみは「マネジメント」「マネージャー」という言葉の意味を辞書で調べます。
そこに書かれていた意味から、みなみは「マネージャー」というものを「管理や経営をする人、つまりマネージメントをする人」だと理解します。そして書店に行き、「マネジメント」について書かれた本の中で最も有名なものだと店員に勧められたのがピーター・F・ドラッカー著の「マネジメント」という本でした。
この本と共に、甲子園出場の目標に向けて日々行動していく道程を描いた物語となっています。
感想
スポ根アニメなど大好きな私にはたまらない作品でした。
経営学の教科書をベースにしながらも、ストーリーはちゃんとおもしろかったし、悲しくて泣いたし、感動もしました。
こうゆうお勉強系の小説は性質上エンターテイメントの比重がちょっと物足りないなという作品が多い印象だったのですが、今回は小説としてここまでちゃんと読者の感情を動かしてくる著者の技量がすごいなと感じました。
ぜひシリーズ本の「もしイノ」の方も読んでみたいと思いました。
少し話がそれるかもしれないですが、私がなぜ経営学に惹かれるかということと共に、この本で紹介されている「マネジメント」の魅力について話そうと思います。
私が経営学を学びたいと思ったのは、人が快適に働ける環境を作れるようになりたいと思ったからでした。
(そうゆう会社を作りたいとか大きな話ではなくて、自分の半径10メートル以内の範囲でです^^;)
ここで言う快適というのは、オフィス環境などのような外面的な話ではなく、個性や能力を活かせる環境だったり円滑なコミュニケーションが取れたりと、心が快適でいられながら目的を達成できる環境のことです。
仕事の場では「能力」で人を評価することが一般的だと思いますが、本当に力が発揮される組織というのは「個性」が生かされた上で評価されるものだと感じました。
経営学を勉強しているとその手段になるものだと感じ、とても魅力的な学問だなと思うようになりました。
そしてこの「もしドラ」では、まさにその具体的な方法を野球部という組織を例に見せてくれていて、教科書に書かれていることをどう自分たちの問題に落とし込むのかというその方法を見せてくれているのが特に魅力的でした。
さらに、実際に組織で仕事をしているといろんな感情が沸き起こり、経営学で述べられている理論が綺麗事にしか思えない場面も多々あることと思います。
だって社会って理不尽なヤツ絶対いるじゃないですか。
子供っぽい考えかもしれないけど、そんなやつに対しては「わかってはいても感情がそうしたいと思えない」といと思ってしまいますよね。
恥ずかしながら私はこれを実際に体験して学問の理想と現実だなと感じていました。
「もしドラ」はその部分にもちゃんと触れていたので、すごく信頼できる作品だと感じましたし、ここが刺さる物語となる要因であったと思います。
試合の場面はハラハラドキドキ楽しく、久しぶりにとてもよいヒューマンドラマが見れた気がしました♩